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BASIE

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一回は行ってみなあかんと思ってました、ジャズ喫茶 『ベイシー』 に、やっと行くことができました・・・・・。

行きの飛行機、となりで機内誌をペラペラめくりはるのをチラ見していましたら、「アナログの復権」の文字。
お~こりゃ、なにが書いてあんにゃろと、自分の前に置いてある機内誌を手にとって、そのページを読んでみましたら・・・・レコードとCDの音の違い、耳に聴こえる情報量の違いについて書かれてあります。
これが、不思議なことに自分が普段、感じていることとは全く違います。全くの逆。

ご職業が、「音楽プロデューサー」の方ですので、そんなにおかしなことを書かれるわけがないと思うのですが、そうなると、真逆に感じている自分が 「変」 ということになり、いやいや、それはおかしい、いやそれやったら、音楽Pがおかしい、いやそれはおかしい・・・・・・・で、なんのこっちゃかわかりませんが、そこに書かれていることには全く同意できなかったのでした・・・・・。


で、営業されているかどうか確かめず、『ベイシー』 に行ってみたのですが、やってはりました。

店内に入ってみると、自分の予想していたよりも照明が、かんなり暗かったです。
スピーカーが、どこにあるのかも全く認識できませんでした。

今まで、何枚か 『ベイシー』 の写真を見たことがあったので、並んでいるイスの奥にスピーカーはあるとふんで、とりあえず腰掛けました。
コーヒーを注文して、ようやく目がなれてきたころ、スピーカーが鳴り出し・・・・・。
1枚、2枚、3枚目と聴き進むうち、どんどんどんどん楽しくなっていく自分がいました。
これまで、いろんな方が書いておられることや、直接、知り合いに聞かせてもらった感じで想像していた『ベイシー』 の音のイメージとは、ほんまにぜんぜん違う音がスピーカーから出てるというか、僕のいてる場所にバンバン来てます。

レコードを聴いて、こんなにも楽しく幸せな気持ちになれたのは、ほんとに初めてだと思います。
ほんま、よう、あんなにレコードをうまいことかけれるもんです・・・・・。
たぶん、レコード5枚聴かせてもらって帰ったと思うのですが、かかったレコードはすべて 「ステレオ盤」 でした。
僕は、「ステレオ盤」 は、キライというか、好きではありません。
だけど、『ベイシー』 で、かかっていた 「ステレオ盤」 は、素晴らしかったです・・・・・。
スゴイ、ステレオでした。

「ステレオ再生」って、きっちりやったら、スゴイんですね~~!!
あっこまで、できるんだったら、「ステレオ」 も、イイです。
でも、あんな 「ステレオ」 って、今まで聴いたことがありませんので、相当ムズカシイことなんでしょう・・・・・。

いや~、でも、あれは、もう、完全に 『プロ』 ですね~~!!
レコードを、かける、『専門職』 。
あれが、『プロ』 なら、他に、『プロ』 って、いてはるんでしょうか・・・・?


実際に聴くまでに想像していた音は、とにかく大音量で、少々荒くてキタナイところもあるが、迫力満点・・・・みたいな感じでした。
それが、まあ、実際に聴いてみましたら、とにもかくにも、音がキレイ。
すべての楽器の音、声、ぜ~~~んぶ、キレイ。
こんなに、よかったら、もうなんも考えず、素直に楽しむしかありません。
しっかし、なんで、あんな音が出せるんでしょ・・・・?
まぁ、ほんま、ビッグバンドもなんもかんも、素晴らしかったです。
あ~、ほんまに、行ってよかった。


オーディオ装置で音楽を聴かせてもらった帰り道、こんなに清々しい気持ちになれたのは初めてのことです。
ちょっとだけは、悔しい気持ちもないことはないのですが、これは、もう、しゃない。
こんな気持ちになれるのって、なかなかないことだと思います。

「また、聴きに行きたい・・・・」
こんな、気持ちになることって、そうそうありませんでしょ?
でも、ほんま、また、聴きに行きたいです。


※写真は、『ベイシー』 にビビッてしまった自分の気持ちを、同行人が表現してくれたところ。







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2011年1月11日より、上記のジャズ喫茶みたいな感じの店を始めました。

詳しくは、BUNJIN HALL でご確認くださいまし。

皆様のご来店を、お待ちいたしております。




















by MONO_RECORDS | 2010-01-16 04:25
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